あけまして
おめでとうございます。ブログのエントリ久しぶりすぎる。やぱツイッタしてると疎かになるね。特に書くことないけど久しぶりすぎて。んで、どうでもいいけど去年の秋口から僕の中でアブストラクトHIPHOP熱がかなり高まってます。ShadowとかCut Chemistとかもいいけど断然Krushです!この良さがわかるのに10年かかりました。

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まさかの社会復帰。
今月から社会人カムバックしました。出勤初日前夜に調子に乗ってアルコール57%のウィスキーをグイ飲みしたせいで初日からオフィスのトイレで仮眠をとる体たらくぶりでしたが、毎朝8時半に起きて(通勤10分。)スーツにネクタイで仕事しております。現在は途上国でマイ●ロファ●ナンス事業をを実施している金融機関に出資・技術支援するという案件担当しております。とりあえず、『がんばっちゃうのでよろしくおねがいします』みたいなことを新人が書かされる社内報に書いた気がしる。

111 Years of Deutsche Grammophon
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This Immortal Coil

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http://www.myspace.com/thisimmortalcoilthedarkageoflove
あと日本のCOILは紛らわしいんで改名するか問題起こして発禁になってほしいと思た。
記録・オブ・巡礼
スペイン巡礼から帰ってきますた。あんだけの思いして何も残らないのも癪にさわるのでここに記す。
〜0日目: 東京→Madrid→Leon
東京からチューリヒ経由で14時間くらいでしょうか、とりあえずマドリッドには夜到着してそのまま現地泊、翌朝バスでレオンへ向かいました。一番早いバスでもレオン2時着ってことでレオンで地図買おうと思てたら、『やられた、シエスタの国や、5時まで何も開いてへん、、。』てなことに。取りあえずアルベルゲ(巡礼者用の宿)で旅に必要な巡礼者用パスポートその他を手に入れて早速歩き始めようとするも次の宿のある町までは30キロ超あるとのこと、仕方なくその日も歩かずに宿で一泊することになりましたが、この誤算がすべてのスケジュールをタイトにして無理を重ねヒドイ思いをすることにつながります、、。おそろしや。
1〜2日目: 早速、後悔するよ!
『え、10日で300キロ?でも時速5キロで朝夕3時間ずつ歩けば30キロ×10日で300キロでしょ?』 誰もがそう言うんです。時速5キロはだいたいビジネスマンが歩く速度なんで7〜8kgするバックパックを抱えて山あり谷ありのコースを30キロ超そのペースを維持するのは至難の業なんですが、僕もイケるっしょと根拠のない自信でスタートしました。
初日はオランダから来たおじいさんと道中一緒になって色々話しながら歩いてました。このおじいさん70歳にして十数回目の巡礼ということでかなりの強者なんですが、海軍に従軍した後は不動産の転売して儲けてたという人で、いい加減なところが面白かったです。 『十何回も巡礼してりゃ、だいたいどこに何があるかわかってくるんだよね。そこの角曲がったとこにさBarあるからチョット休もうよ、ね。うん、ねー、ないね。ぐへぐへ。』とか、『巡礼ばっかしてずっと歩いてっと背縮むから気つけな。俺、今180cmくらいだけど昔は2mはあったもんねー。』、『日本人って僕たち外人のこと臭いっていうよねー。おれダイジョブ?』とか疲れを忘れさせてくれたので助かりました。過去巡礼中にずっと奥さんに電話してて電話代が㌧でもないことになったため、近年は電話かけさせてくれないそうです。
2日目はスペイン人の23歳の青年と歩いてました。途中ドイツ人の女の子やフランス人の一行と少し共に歩くも、僕は先を急ぐので後半は一人に。この辺から山道の上りが始まり足もだんだん痛くなってきます。twitterではちょうどこの頃 『ぜんぜんたのしくないよ!』 とつぶやいてたはず。
3〜4日目: ロード・トゥ・ヘル
この辺になると足が痛くてもはや何のために歩いてるのかよくわかりません。しかも3日目からの道のりは山の頂から30キロ超ひたすら急な下り坂 with 岩石いっぱいという足には一番よくないコンディションです。この巡礼の旅、そもそも3年以上前から計画されていて毎年不測のアクシデントのため実現ならず、今回ようやく念願かなってー、というものなんですが、きっかけは某nos氏のすすめでした。『今すげー苦しいけど、あの人が言うんだ、ここ乗り越えれば何かあるに違いない。』とか初めは思ってましたが足の痛みもピークに達するこの頃には、『 "巡礼すれば天国に行けるよ。" とかヌかしてたあのオッサン、そういえば悪魔みたいな人だった、、。』となります。
さらに山中で男前スイス人に遭遇したのですが、このスイス人、フル装備の僕とは対照的に半袖Tシャツに短パン、サンダルといういでたちでケロッとして歩いてて 『なんでそんなカッコで大丈夫なん?』 て聞いたら逆に 『え、何で?』 と聞き返されました。日本人は劣等民族なんでしょうか、、。
余談ですが、巡礼路は農村地帯とも重なるのでウンコ多いです。おもに牛糞、馬糞ですが、『へぇ、多いんやぁ。』と今思ったあなたの想像の10倍以上落ちてます、いやマジで。そうなるともはや "踏まない" という選択肢はないので "どこまで妥協できるか" がポイントになってくるのですが、だいたい5段階で、5:ホヤホヤ、4:若干の時間経過が認められ外界に馴染みだした状態、3:色も保護色へと落ち着き始め、固形化が進んでいる状態、2:固形化から粉末化へ。スペインのハエは見向きもしないレベル、1:ほとんど地面と同化している状態、とすると妥協ポイントは疲労度と比例する形になるので1〜2日目は踏んでもレベル2くらいまででしたが、3日目後半から意識朦朧として色んな罪なき人たちを呪い出す精神状態までくるとレベル4くらいまでは平気で踏めます。
5〜7日目: 巡礼者ハイ
たしかに足は死ぬほど痛いはずなんです。でも歩き出すとなぜか痛みがスーッと消えて行くんです。折り返し地点にさしかかりゴールを意識できるところまで来ると、俗に言う 『巡礼者ハイ』 という脳内モルヒネが効いてきます。ツケは宿に帰って正気に戻ると思いっきり払わされることになるんですが、翌朝また歩けちゃうんです、だって気持ちイイんだもん。
巡礼中の脳内テーマ、『択捉巡礼mix』 は前半 "軍艦マーチ" や、ジブリの "歩こう歩こう" がヘビーローテだったのですが巡礼者ハイの時は "野に咲く花のように trans ver." でアゲアゲでした。これ↓は通常ver.ですが。
8〜10日目: もう楽チン。
もう脳内モルヒネに頼らずとも歩き方・痛みへの対処含め自分の体のマネージに慣れてくるので、楽勝です。この辺からは道中会う人たちもすでに祝祭ムードで昼間気があった人たちと夜も飲んだりして普通に楽しめました。そのペースでゴール。特に書くことなし。
そういえば道中、食費は惜しまなかった。だいたい小さな村でもBarはあるので、そこで昼からステーキコースにビール喰らってました。300キロ歩いて奇跡的に体重が減ってなかったのもそのおかげかも。あとnosさんのアドバイス通り、何回かホテルに泊まってほんと救われた。風呂がやっぱイイ。
総評:
すごくいい旅でした!ていうと嘘臭いですが、しんどかったのでやっぱり半分うそです。僕は観光旅行というのがあまり好きではないので、道中濃いー体験ができたり、色んな人と知り合って話ができるこういう旅は普通に楽しめたのですが、いわゆる "No Pain, No Gain" みたいな考えは持っていないのでゴールの達成感とかは周りの人に比べて特になかったように思います。
自分として一番楽しめたポイントは、色んな状況に置かれたときに自分が取る思考や行動のパターンを短期間の内に観察できたことでしょうか。同じ楽しみ方を僕は前のお仕事で日々していたのですが(マーケットが予想の逆行ってる時に自分が取る行動etc.)、こういうのは振り返って客観的に見ればこそで、その瞬間瞬間は全く楽しめておらず、少し屈折した楽しみ方とは言えそうですが自分でも知らない自分の一面をかいま見る体験は興味深いです。
なんか正しい巡礼の感想じゃない気がしますが、悪しからず。
スペイン巡礼ざっくり日程
ざっくり。
10月7日 10:25 Narita - 19:05 Madrid マドリード泊 (スイス航空Zurich経由)
10月8日 9:00 Madrid - 13:45 Leon (バス:http://www.alsa.es/ ) 巡礼開始。
10月18日 Santiago de Compostera 順調に『30km/1day x 10days = 300km』と行けば何とか。
10月21日 9:50 Madrid - 7:50 Narita (22日)
持ってく本。

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読んだ。

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文学少年少女から大人気と噂されるダイベックの短編集、初めて読みました。帯で訳者の柴田元幸さんが『いままで自分が訳したなかで最高の一冊』と言っているだけあってその文章が持ってる独特の空気感は大したもんやなぁと思ったんですが、正直ぼくはそういう空気感を100%理解できるほど洗練された文学の感性を持ってないので『最高ですか!?』て聞かれても『けっこういいと思うよ。』て答えるくらいが精一杯です。音楽に関しては自分の感性にそこそこ自信というかそれなりに確立されたものがあると思ってるんですが、文学に関してはそうでもないのでこれから色々と数当たって感性を磨いていきたいと思いますた。ちゃんとわかりたいなー、って思えるくらいはいい作品です↑。
BGM

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