『未来の文学』シリーズ

読了。
シオドア・スタージョン

ヴィーナス・プラスX (未来の文学)

ヴィーナス・プラスX (未来の文学)

50〜60年代の米国著名短編作家によるジェンダーユートピア系SF長編小説。後半部のセックスと宗教に関する記述がすごく面白い。整理できてない部分もあるし、近いうちにまた読み返すと思う。今年読んだ本の中ではベスト3に入る傑作でした。



次はこれ注文した↓。 
イアン・ワトスン

エンベディング (未来の文学)

エンベディング (未来の文学)

埋め込み(エンベディング)製造を応用しての人工普遍言語の研究をしている言語学者クリス・ソールは、地球人の言語構造を求めて突如やってきた異星人とのコンタクトという指命に臨む。一方、ソールの旧友ピエールはアマゾンの奥地でドラッグによるトランス状態で生まれる未知の言語を持つ部族とともに新しい〈世界〉を体験していた―多重な語りと視点で同時進行する複数の物語がやがて迎える目眩くクライマックス…ウォーフ=サピア~チョムスキー言語学やレーモン・ルーセルの奇書「アフリカの印象」等を用いた溢れ出るアイデアと野心的なヴィジョンを駆使して、言語と世界認識の変革を力強く描き、イギリスSF界を騒然とさせたイアン・ワトスンの“熱い”デビュー作。